症例

メニエール病

《メニエール病様症状の改善》

メニエール病は、内耳にあるリンパ液が増えて、むくみ(浮腫)を起こした病態を示します。めまい、内耳性難聴、耳鳴り、耳の圧迫感などを特徴としますが、むくみの原因は不明で、その病理生理学も殆ど分かっていません。めまいの発作は突発的で、2~3時間から24時間続き、徐々に静まります。またその発作は、悪心、嘔吐を伴います。患者は患側の耳に、再発性の耳閉感や圧迫感を感じることがあり、その耳の聴力は、変動しながら年とともに進行性に低下していきます。耳鳴りは持続的あるいは断続的であり、めまいの発作の後、あるいは最中にひどくなることがあります。通常は片側の耳のみ障害されますが、患者の10~15%は、両側性です。

 

症例1:メニエール病のめまい

 

20代女性、主訴:めまい・動悸・頭痛

20代前半から発症しためまいと同時に、最近は動悸・頭痛も起こるようになり辛いです。

仕事のストレスのせいだと感じています。

 

困っている症状

病院での診断は、メニエール病です。

・仕事が忙しい時期に朝起きれない

外出中にめまいが起こりそうで怖い

・病院の薬を飲んでも効かない日がある

・動悸と頭痛も起こることがあるが、どの薬を一緒に飲んでもいいかわからない

 

体質と生活習慣

・やせ型で低血圧

・食は細いわけではないが、脂っぽいものは苦手で野菜やさっぱりしたものが好み

・ハーブティーをいつも持ち歩いて一日500mlぐらい飲んでいる

・睡眠時間が5時間くらいしかとれない

 

問診と気功(糸練功)で確認したところ、お困りの症状は気と水(体に必要な水分)の巡りが悪くなったことによる自律神経の乱れが原因と考えられます。

 

症状を改善するために、

①気の巡りを良くするお薬

水分代謝を改善するお薬をお出ししました。

服用をはじめてから、めまいの回数が徐々に減りだしました。まだ、完全に治ったわけではありませんが、外出に対する漠然とした不安はなくなってきています。頭痛も、お渡しした頓服の漢方薬で治まるようになってきました。

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