症例

高血圧によるめまい、頭痛、耳鳴り

《高血圧に伴うめまいの改善》

高血圧症で見られる症状には、頭重感、頭痛、めまい、耳鳴り、のぼせ、吐き気、嘔吐などが見られます。なかでも、血圧が急に200mmHgまで上昇すると、「頭がフーッとする」などのめまい感が生じます。また、「血圧を下げる薬」の服用により血圧が下がり過ぎると、浮動性めまいが起こります。ただし、正常血圧まで下げただけでもめまいが起こることがあります。

 

症例1:高血圧に伴うめまい

60代女性、主訴:めまい・耳鳴り・頭痛

血圧が上がるとめまいと耳鳴りが悪化します。血圧自体は病院の薬を服用しているのですが、なかなか安定しません。時々ですが、頭痛で目がさめることがあります。鎮痛剤が効くときと効かないときがあります。

 

困っている症状

・いつ起こるかわからないめまい

めまいが起こると電車にのれない

症状が悪化すると、夜寝るときに耳鳴りが気になって眠れない

朝、頭痛で目が覚める

 

体質と生活習慣

・血圧の薬を飲んでいるが、頭痛がした時に血圧を測ると上がっている

・甘いものが好きで太り気味

・血液検査で中性脂肪が高いと言われている

・最近イライラすることが増えた気がする

 

問診と気功(糸練功)で確認したところ、気の逆上によるめまいや耳鳴りが起こっていると考えられます。「気逆」とは、体内の気の循環が乱れているために、本来ならば中枢から末梢、つまり頭から手足の先、上半身から下半身に向けて下降していかなければならない「気」が逆流している状態です。気が上昇してしまっているので「気の上衝(じょうしょう)」とも呼ばれます。

 

症状を改善するために、

  • 気の逆上を改善する漢方薬と②気を巡らせてくれる補助薬をお出ししました。

服用後、血圧自体は下がっていませんが、めまいのおこる回数が減り、それに伴って昼間の耳鳴りが気にならなくなってきました。症状がなくなることを目標に漢方薬を継続中です。

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