症例

ウイルス性の疣(イボ)

《ウイルス性のイボ》

パピローマウイルスというウイルスが皮膚に感染して起こります。従って放っておくと、大きくなったり自分の皮膚や他人の皮膚にうつったりします。頭のてっぺんから足の先まで、全身どこにでもみられます。

液体窒素をイボに当てつける凍結療法が中心です。冷たく痛い治療で子供だけでなく大人でも結構ツラい方法ですが、医学が発達した現在にあってもイボの治療としては軸になっています。おおむね2週間に1回この治療を行います。他にはサリチル酸や尿素軟膏の外用や、ヨクイニン、又はヨクイニン配合のという漢方薬が用いられます。治りにくくても粘り強く治療を続けることで、ほとんどに方が治っていきます。

 

症例1:定期的に繰り返すウイルス性イボ

 

40代女性、主訴:定期的にウイルス性イボに感染する

定期的にウイルス性イボに感染します。足に出ることもありますが、手にできることが多いです。凍結療法は痛いので、漢方薬でこのイボは治りますか?

 

困っている症状

・手にできるので気になる

・人目が気になる

・病院で治療を受けても繰り返す

 

問診と気功(糸練功)で確認したところ、お困りの症状は、ウイルス性イボなので、免疫力が落ちると感染すると考えられます。

 

症状を改善するために、

①抗ウイルス作用のあるヨクイニン配合の漢方薬

免疫力を高めるお薬をお出ししました。

 

服用を始めてから3週間くらいは変化がなかったので、ヨクイニンの量を増やして飲んでいただきました。その後徐々に小さくなっていきました。4か月以上かかりましたが、ほとんど目立たなくなり新しいものはできていません。最初にヨクイニン配合の漢方薬を止めて、現在は免疫力を高めるお薬を服用しています。

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